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ミュージック 3233081 (82)



バーント・ウィーニー・サンドウィッチ
販売元: ビデオアーツ・ミュージック

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

そのアルバムがどれも音楽史に残る大傑作と言えるフランク・ザッパ作品の中でも
トップクラスの出来を誇る、初期マザーズ・オブ・インベンションの大傑作。

このアルバムはまずWPLJという底抜けに明るく楽しげな酒賛歌のヴォーカルソングで
スタート。その後、サンドイッチ状に配された、チャーミングで少しコミカルな、
そしてどこか淋しげで郷愁を誘われる現代音楽風室内音楽を積み重ねながら、次第に
リスナーをシリアスな緊張状態、興奮状態へと導いていく。そしてその緊張と興奮は、
18分を超えるインスト曲、「俺が住んでいた小さな家」で頂点を迎える。
ここでかき鳴らされるバイオリン――ザッパが保釈金を払って刑務所から出してやった
天才、シュガー・ケイン・ハリスの演奏――はすさまじいの一語である。
そして、その大作が終わると、最初のWPLJに呼応するように、スローな失恋ソングである
ヴァラリーのメロディアスなヴァーカルと演奏が流れてきて、緊張から解放された心は
そこで癒され、ザッパ作品としては珍しく、涙が出るようなせつなさ、懐かしさ、そして
こんなにも素晴らしい音楽のひとときが終わりをつげるもの悲しさを感じさせてくれる。

このアルバムは、何かをしながら聴いても楽しめるのだが、できれば大音量で、さまざまな
楽器や小道具のチャーミングな音を楽しみながら、真剣に向き合って聴いて欲しい。
そんな気にさせる、シリアスだがノスタルジック作品であり、その前衛的な手法と、
ザッパ一流のドゥーワップサウンドが最高のバランスで配置された見事な構成の一枚と言える。

音楽を愛するあらゆるリスナーに聴いてもらいたい一枚。私の中では、ザッパの作品群は
他のアーティストのアルバム群のはるか上にそびえる、天国に連なる巨大な山脈を形成しているが、
本作は、そのアヴァンギャルドさと構成の緻密さ、そして初期マザーズの終焉を感じさせるもの悲しさなどが
あいまった、それら山脈の中でもひときわ高くそびえる頂のひとつであると言える。

このような天上の音楽とも言える作品を残したフランク・ザッパは真の天才である。
彼の音楽を狂ったように聴きだしてすでに25年以上になるが、いまだにこれだけの新鮮さ、
感動を与えてくれる彼の音楽とは何なのか……何度聞いても衝撃に打たれる古びない一枚である。

こんな素晴らしい作品がレコード時代は一度も日本盤にならなかったとは……
星は5つでなく20個はあげたい。




パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム(紙ジャケット仕様)
販売元: Sony Music Direct

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

'93年以来の再結成,さらには,'82-'83年以来20年ぶりの本格的なツアーを開始したサイモン&ガーファンクルの不朽の名作が,ボーナス・トラックを収録した紙ケース限定仕様でよみがりました.しかも,全曲二人の監修のもとデジタル・リマスタリングを行った音源とあれば,もういうことはありません.

1966年に発表されたサイモン&ガーファンクルの3作目のオリジナル・アルバム.「サウンド・オブ・サイレンス」の大ヒットを受けて急きょ制作されたのが前作(もちろん,それでも高い完成度は,さすが)ですが,じっくり腰を据えて制作された本作の完成度は非常に高く,また,詩やメロディからは,ポールとアートのはっきりとした自信を感じます.

「1. スカボロー・フェアー/詠唱」や「2. クラウディ」「7. 夢の中の世界」「8. 雨に負けぬ花」「10. エミリー・エミリー」「11. 地下鉄の壁の詩」と,もうサイモン&ガーファンクル以外には生み出すことなど不可能としか思えない,美しいハーモニー.そこに「4. 早く家へ帰りたい」という今やおなじみの曲と,「5. プレジャー・マシーン」や「9.簡単で散漫な演説」というポールらしいウィットに富んだ曲を織り交ぜ,最後に,やはりポールらしいメッセージを込めた「12. 7時のニュース/きよしこの夜」で締めくくる….アルバムとしてのバランスは,彼らの残したオリジナル・アルバムの中では,もっとも優れているのではないでしょうか? 

レコードとして発売されたオリジナルに忠実な紙パッケージといい,リマスタリングされた美しい音源といい,また,お買い得な価格に貴重なボーナス・トラックといい,このアルバムをすでにおもちの方にも,そうでない方にもお勧めの作品です.




パッション・プレイ(紙ジャケット仕様)
販売元: EMIミュージック・ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

前作"Thick as a brick"(ジェラルドの汚れなき世界)も難解だの複雑だの言われるが、
そちらには気軽に口ずさめるフレーズやご機嫌なリフ、
静かなパート(つまり聴き手もミュージシャンも一息つけるパート)が豊富でまだとっつきやすい。
でも本作にはそれすら殆どない。静かな導入部に続く冒頭からして、
ロックなんだかジャズなんだかブギーなんだか。ジャケットのバレリーナもよく見ると死んでるし。
そのくせヴォルテージは常軌を逸して高いのだ。

気が遠くなるほど高密度な演奏が冒頭からエンディングまで延々と続く。劇中劇
"The story of the hare who lost his spectacles"(眼鏡を失くした野ウサギの物語)で
趣が変わるが(よく聴くと出だしで鼻をすすっている)、
いずれにしろ親しみやすいフレーズは皆無。
だけど異常に緊張感が高くて、一度聴き始めると
毎回いつの間にか最後まで聴き通してしまっている、魔法のような作品。

もし本作の譜面が日本にあったらぜひ見てみたい。見た瞬間に気絶してしまうだろうけど。




パラノイド
販売元: インペリアルレコード

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BlackSabbathファンの間でも、やはりオジー・オズボーン(VO)在籍時にこだわる向きも多い。そのオジー在籍中でもっとも有名なのが本タイトルだ。Sabbathらしいひきずるようなリフやリズムももちろん聞かれるのだが、このアルバムをバンドの歴史上もっとも有名なアルバムたらしめているのは、タイトル曲「Paranoid」に顕著な、オジーの歌うメロディーの、驚くほど素直なキャッチーさだろう。最近はテレビでその天然ぶりをさらけ出しているオジーだが、昔からポップでキャッチーな愉快なやつだったということか。




パンドラの箱
販売元: Sony Music Direct

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ここは全く、注目されていなかったので正直、驚く!
…エアロはおおまかに『SONY時代』と『ゲフィン時代』と2つある。それぞれ
…若くしてロック不毛の地アメリカで『アメリカロックの頂点』をとってしまった黄金期であり、
…頂点でジャンキー化し、古典ロックよろしく退廃化し、空中分解したが
奇跡的に完全復帰を果たし『大御所アメリカロックバンドとして君臨』した現代
…この作品は『SONY・黄金期時代』を余すことなく、あらゆる音源がCD 3枚組(全52+1曲)込められている!!
…何故レビュアー少ない?何故、ロック界におけるこの貴重なレア音源を堪能しない?
…尚、この作品はアルバムテイクと違い、変に作り込んだ演出効果音が極力少ない、文字通りライブテイクに近い、だが完成度の高い音源が大半を占めている。
…10代の頃、すでにライブBARでセッションをこなしてきた(今時、んなヤツいね〜)本格叩き上げバンドである。
…名曲は全網羅&レア多数!でありこれを所持し、家宝にしてないエアロファンをワタシは認めたくない心境なのである!!




パンドラズ・トイズ(紙ジャケット仕様)
販売元: Sony Music Direct

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これ買うぐらいなら、奮発してPANDORA`S BOX買うべき




パンプ
販売元: ビクターエンタテインメント

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これを買え!!11がない方がいい(曲はいいけど10で終わるべき)




パーフェクト・ストレンジャーズ
販売元: ポリドール

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84年に2期メンバーによって再結成されたディープパープルの復活第一弾アルバムです。
復活は喜ばしいことなのですが、全盛期をしっているファンには、パワーの落ちたサウンドを聴くのは複雑だったのでは。
衰えたといっても、元々才能のある集団であり、①⑤という名曲もふくまれており、パープルマニアであれば、買っても損ではないと思います。




パーマネント・ヴァケイション
販売元: ビクターエンタテインメント

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一曲一曲はいいのもあるけど、アルバム的にはちょっとパワーが足りん




光なき世界
販売元: ユニバーサル インターナショナル

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本作がリリースされた1970年12月といえば、既にブリティッシュロック界は百花繚乱の時代に突入しており、ゼップ、クリムゾン、パープル、イエス、ピンクフロイド、ELPといった強豪が次々に名乗りを上げていた。この超個性的なメンツの中で新人が売り出すのは容易ではない。ツインリードが売りだといってもギター2本のバンドは沢山あったし、海の向こうではオールマンという最強のツインギターバンドが一足先にデビューしていた。

にもかかわらず、ウィッシュボーンが元祖ツインリードという「のれん」を認知されたのは何故か。それは彼らが意図的かつ徹底的にギター・ハーモニーをフィーチャーした楽曲を書いたからだ。ギターのハモリそのものは珍しくもなかっただろうが、それを様式として定着させたのは彼らの功績だろう。本作の(1)(4)のようなナンバーも、土台は普通のブギやブルースだったりするが、骨格となるリフをギターのハモリで作り上げたところが味噌だ。

様式としての特徴がツインリードなら、その構成要素の中で最も重要なのはブリティッシュ・フォークの影響だ。ペンタングルやフェアポートを愛聴していたというアンディー・パウエルが持ち込んだものだろう。長尺のギターインストである(5)をオールマンやデッドのそれと比べると、初期ウィッシュボーンの個性の中核はブリティッシュ・フォークだということがはっきりする。あまり指摘されないが、その意味で(5)こそが彼らの原点だと思う(最後の2分はまったく蛇足だが)。このフォーク風味が希薄になるのと軌を一にして、彼らの音楽は没個性化していったのだった。

しかしまあ細かい講釈はどうでもよい。かけがえのないのはこのデビューアルバムに横溢する勢い、情熱、自信、野望、未熟さ、性急さ、ある種の自惚れ、それらが渾然一体となったもの。若さという一言で片付けてしまうにはあまりにも切ないそれこそが、今なお筆者を魅了してやまない。


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