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ミュージック 911660 (97)



ブルース:ザ・コモン・グラウンド
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ブルースの真実
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

"Stolen moments"でのエリック・ドルフィーのサックスの音がスタジオいっぱいに反響する、そのエコーのかかり方にはセンス・オブ・ワンダーさえ感じます。全曲オール・ブルースで曲の並び方、演奏内容の構成力等にオリバー・ネルソンのコンポーザー&アレンジャーとしての実力を感じる作品。タイトルにアブストラクトとありますけど、聴けば何のことは無くとってもシンプルかつ楽しい作品。しかし、エリック・ドルフィーの鋭いアプローチはやはり突き抜けていて、曲によっては、オオ!っと仰け反る瞬間もあり、彼の存在感は大きいですね。ブルースが好きだという方には強力推薦。ただし、ブルースよりも楽器の限界に挑戦するような超絶技巧なプレイヤーの演奏の格好良さを期待すると失望すると思います。これは、もうブルースの地味深さとオリバーの音楽の構成力を楽しむための作品としか言いようが無い気がします。ブルースは良いですね! と気軽に楽しめる一枚。ところで、寺井尚子さんが、彼女のファーストで"Stolen Moments"やってましたが、あれも凄かった。オリバー・ネルソンファン(あんまし聞きませんが。。)は、彼女のファーストもチェックすると良いで~す!




ブルースの真実
販売元: MCAビクター

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どこからどこまでがジャズなのだろうか?周辺部、境界線の定義は難しい。私の中ではデレク・ベイリーはジャズだが、小杉武久はジャズではない。マクラフリンはジャズだが、和田アキラはジャズではない。笠井紀美子の「東京スペシャル」はジャズだが、綾戸のスタンダードはジャズではない。勿論主観だ。そんな幅広いジャズというジャンルの中で、ネルソンがその知性とアレンジ力によってブルーズをテーマに「ジャズ」を定義した作品。フレディ、ドルフィー、エヴァンス、チェンバース、ヘインズとキラ星のようなサイドマンを配し、ハードボイルドに展開していく。ネルソン自身のソロもスムーズかつ楽曲全体に貢献しようとする姿勢がアレンジャーらしい。エコーを多少強めにかけた録音も都会的雰囲気の演出に一役買っている。これだけが「ジャズ」だとは思っていないが、これが「典型的ジャズ」ではあることに間違い無いだろう。名盤であると同時にジャズ入門盤としてもお薦めできる一枚。




ブルース・イン・トリニティ
販売元: EMIミュージック・ジャパン

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 辛口のマイルスに褒められたトランペッターということで注目の的になっていた英国のディジー・リースのブルー・ノートへの録音第一作目(58年パリでの録音)。
 D.リースのトランペットの音は、同年代のトランペッターに比べて若干金属的で線が細く、また粘る音で、比較的特長的です。フレージングはL.モーガンやF.ハバードほどでないにせよかなり奔放で、聴いていてはっとさせられることもしばしばありました。
 個人的には3作目"Soundin' Off"より好きな作品ですね。D.バードが客演した4曲目で二人のソロを聴き比べるのも楽しいです。ちなみにここでのソロは、自作曲なので当然かもしれませんが、リースの演奏は意表をついたオト使いが見事で構成力もあり、断然バードよりもいいです。またラストを飾るD.リース抜きの「ラウンド・ミッドナイト」は、アドリブがイマイチですがテンポの設定などテーマの解釈は非常によく、味わい深い隠れた名演と思ってます。




ブルース・エチュード
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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ブルースエット(紙ジャケット仕様)
販売元: ヒートウェーヴ

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若い頃ジャズ喫茶で必ずといっていいほどかかっていた人気盤。リクエストするのがやや恥ずかしいくらいの頻度で、かけられていた。カーティス・フラーとベニー・ゴルソンのユニゾンが同じく人気盤、クールストラッティンにおけるトランペットとアルト・サックスとのコントラストを見せていた。すなわちこのフロントラインは中低音の落ち着いたサウンドが魅力でもあった。ファイヴ・スポット・アフター・ダークは、一度聴いたら忘れられないメロディであり、58年というハード・バップの爛熟期に開花した完成度の高い名曲だ。標題曲ブルースエットもファンキーだが、マイナー・バンプのスピード感とぐいぐい迫るアドリブのドライブ感がもう一つの聴き所だろう。カーティス・フラーはJ.J.ジョンソンという帝王の牙城は崩せなかったものの、50年代終わりから60年代前半にかけて最も活躍したモダン・トロンボーンの一人であり、後にジャズ・メッセンジャーズでも何度か来日を果たした。また、同じくジャズ・メッセンジャーズに在籍し音楽監督を務めたベニー・ゴルソンは、作編曲者としてだけでなくもっと評価されてもいい実力派のサックス・プレイヤーだ。50年代の古きよき時代の青春のエッセンスがぎっしり詰まったアルバムだといえよう。




ブルースニク
販売元: EMIミュージック・ジャパン

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ブルーノートのマクリーンで好きなのは"Swing, Swang, Swingin"とこの"Bluesnik"。タイトルのとおり、ブルースの世界にに深く入り込む本作が、どちらかというとお気に入りだ。
それにしてもこの熱さは普通じゃない。マクリーンのあの調子っぱずれのアルトの音が、いやと言うほど出てきてブルージーなフレーズをけれんみなくまき散らす。うなり声をまじえながらの、気合いの入ったプレーぶりだ。触発された?バックのメンツの乗りもハンパじゃない。まず、トランペットのフレディー・ハバート。まるであの世からクリフォード・ブラウンが生き返ってきたかのようなプレーぶりにぶっ飛ぶ。ふくよか、かつ力強いトーンで、次から次にあふれ出てくるフレーズの洪水に昇天させられた。マジで凄すぎる。これじゃマクリーンもけつに火が付く。
ピアノはブルースを引かせれば右にでるものがいないケニー・ドリュー。ウィントン・ケリーにマル・ウオルドンをぶっかけたようなスゥインギーかつローダウンなピアノだ。それにしても、ここでの切れ具合は、いつものドリューとは次元が違う。ベースはデンデンベースのダグ・ワトキンス。ここは、サム・ジョーンズでも良かったんじゃないかと思わなくもないが、単純なフレーズを繰り返すワトキンスは、無害で良かったかも?ドラムスは、珍しいところで、ピート・ラロッカ。シンバル・レガートの音が少しうるさい。ビリー・ヒギンスだったら、もっと大変なことになっていたでしょうな。
とはいえ皆さんノリノリの一体となった演奏ぶりにノックアウトされました。この演奏のテンションの高さというか、メンバー同士の化学反応の凄さはブルーノートの作品でも1、2を争うほどの濃密さ。ジャズ・メッセンジャーズの"Moanin'",コルトレーン"Blue Train"にも負けていない。騙されたと思って一度聴いてみてください。マクリーンとハバートの絡みは鳥肌もの保証付きです。




ブルー・スピリッツ+2(紙)
販売元: EMIミュージック・ジャパン

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ブルー・トレイン
販売元: EMIミュージック・ジャパン

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トレーンの才能がハジけた一枚。ノビノビとブリリアントな演奏が堪能できます。
4以外はトレーンのオリジナル、そのどれもが澄み渡るほど爽快な曲ばかり。

まず、表題曲「Blue Train」は何といってもユニゾンの美しさ、そして待ってましたといわん
ばかりに飛び出すトレーンのテナーに、リー・モーガンの神がかったソロが凄い迫力。
次に僕がこの一枚で一番好きな「Moment's Notice」。トレーン、モーガン、フラーと3管
が、それぞれノビノビ、プレイしていて気持ちいい。トレーンのテナーに関していえば
これがテナーサックスの音色??ってぐらい広がる青空のように爽快なんだよなぁ。
3の「Locomotion」では、カーティス・フラーのトロンボーンソロがGOOD。この人はサイドマン
なんかに納まる器じゃない事がよくわかるし、トロンボーンという楽器の魅力が存分にきけま
す。魅力に気づけばフラーのリーダー作「ブルースエット」も聞いて欲しい所。
4の「I'm Old Fashioned」はトレーンがリリカルに歌い上げてるバラード。
ラストはこれまた爽快な「Lazy Bird」。あと脇を固める、ケニー・ドリューとフィリー・
ジョー・ジョーンズとポール・チェンバースが素晴らしい。ドリューは一音がクッキリと
洗練されていて、どちらかというとクラシックみたいな響きをもつプレーヤーだが、この
一枚みたいにクリアな曲調の中では透明感が冴え渡って美しい。フィリー・ジョーという人は
何時でも何処でも陰日向なくコツコツいいプレイを聞かせてくれます。チェンバースも同じで
この人の参加してる作品にはハズレがないんだよなあ。

通じて聴くと、黒さとかジャズ独特の暗さ、しみじみくる暖かさみたいなものとは対極の位置
にあるが、これは多分、プロデュースのライオン色が強いのかも。トレーンに懇願しての唯一
のブルーノート作品だけに、彼の晴れ渡るほどの快心さがよく出てる。




ブルー・トレイン
販売元: EMIミュージック・ジャパン

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録音から約半世紀経った今日においても、ブルートレインに対する評価が衰える気配は一向にない。ブルーノート史上最高傑作の一枚であり、モダンジャズの永遠のベストセラーである。テナーサックスプレーヤー、ジョン・コルトレーンの代表作としては他に「至上の愛」、「ジャイアントステップス」が挙げられるが、両者は共にワンホーン作品で、トレーンのテナーの奥深さやミュージシャンとしての信条が隅々まで味わえる傑作である。だが、このコルトレーン唯一のブルーノートリーダー作は、最高潮に達した50年代ハードバップサウンドを見事に捉えている点で優れている。
バックを務めるミュージシャンの選択に於いてもブルーノートのレーベルポリシーが生かされている。まずはトレーンとフロントを分ける新人トランペッター、リーモーガン(19才)の大胆な起用。当時のマイルスクインテットのメンバー、フィリー・ジョージョーンズ(ds)とポール・チェンバース(b)。個性溢れるフィリー・ジョーの変拍子ドラムスが本盤に独特うねりを与えている。リズムキープを中心とした出しゃばらないケニー・ドリューのピアノ。このリズムセクションはチェンバースのリーダー作「チェンバース・ミュージック」で、既にトレーンと競演を果たしている。
「青い電車」はドラムスとピアノのユニゾンで出発の相図をする。上手い演出だ。トレーンのテナーはソロの出だしからトップギアで鳴りまくる。その音圧は最後まで衰えることはなく、ブルースを吐き出しながら突っ走る。若干19才のモーガンは、出だししょぼしょぼ、中パッパ、終わりバリバリの心憎い演出で、彼独特の抑揚をつけたトランペットで応じる。箸休めのリラクゼーション効果をもたらすのが、カーティス・フラーのトロンボーン。彼ら三者三様の管楽器がリズムセクションと化学反応を起こし、ブルートレインのエンジンは燃えさかる。
「一瞬の閃き」、「移動」(青い電車の倍テン?)、「てんとうむし」と、ハードバップ全盛時の勢いを余すところ無く伝えるアップテンポの曲が続く。その中にトレーンお得意のバラード「俺は古い男」を混じり込ませる。飽きさせられない流れだ。
このレーコーデイングが完了したとき、満面の笑みを浮かべてガッツポーズをとったのは、プロデューサーのアルフレッド・ライオンだったに違いない。


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