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DVD/ビデオ 575090 (280)



イージー★ライダー
販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ある特定の時代を象徴する映画としての評価はもちろんこれからも永遠不滅に最高のもの、本作が変換点となり以後の映画の方向性を変化させた映画史上の重要性(方向性の多様化をもたらした功績)もやはり永遠不滅に最高と考える、

これから初めて見る若い映画ファンが注意しなければいけないのは本作はけっして娯楽映画ではないこと、撮影はプロフェッショナルな素晴らしいもの(バイクの疾走シーンだけならアメリカの観光PR映画のようなきれいさ)だが編集や画面つくりなど素人っぽさが濃いアマチュア手作り映画の趣が濃く、「2001」や「ゴッドファーザー」のようなやはり映画史上の重要作が「大予算娯楽映画」のフォーマットから決してはみ出していないこととは好対照な作品、

つまり1970年前後の時代背景に詳しければ詳しいほど楽しめる映画です、したがって過剰な期待をもって見始めることだけは避けたほうが懸命です、

再見して改めて関心したのが行き当たりばったりの撮影を繰り返して完成した映画のような印象でありながら、実は脚本自体はかなりわかりやすく練り上げられている点、

馬の蹄鉄修理とバイクのパンク修理を同じカットにしたり(アメリカ人にとって馬とバイクは同類なのです)、実直質素に暮らすコロラドの農家の次に鼻持ちならない選民(エリート)意識と排他性に凝り固まったヒッピー・コミューンのシーンを繋げたりなどなど、わかりやすい対比を繰り返すことで主人公二人が探した「アメリカ」の実像を描写するなど見事だとおもいます、

「タクシー・ドライバー」も「ディア・ハンター」も、そして「愛と青春の旅立ち」も「アメリカン・ビューティー」も、おそらく「ジーパーズ・クリーパーズ」も「アメリカン・サイコ」でさえも本作の提示したアメリカのある断面を引用することで成立していると考えればまさに原点である映画でしょう、

再見してもっとも興味深い印象を受けたのが脇の登場人物たちが極めて異常な人格ばかりで、主人公二人がただのチンピラではあるが実にまともな人間に見えてしまうこと、脇役で例外的にまともな印象を残すのがコロラドの農家であることを考慮すれば、もし二人が無事にロサンゼルスに帰還できれば、足を洗った二人が向かうべき場所は田舎の実直な暮らしであることも暗示されているのだと考えます、

本作時点でヒッピー・コミューンの胡散臭さを正面から描いたのは実に慧眼だったともおもう、コミューンは数年後の「タクシー・ドライバー」でクラリスが行きたいと語りトラビスがあんな不潔なところ、と非難する場所なのだが、彼らコミューンの独善性は同時期の共産党主導の社会主義国家郡を髣髴とさせるし、田舎もの達の悪意に満ちた排他性と同根でもあり、両者ともに容易に暴力に転化する現実を暗示したと思えば、911以降の現在にとってもまったく古びていない問題意識をこめた未だにまったく新鮮な映画とも評価できるでしょう、





イージー・ライダー 〔SUPERBIT(TM)〕
販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

私的にではあるが、登場以前と以降で、映像文化を一変させた作品を3本あげることにすると。
ニューシネマを創った「俺たちに明日はない」、SFの未来の描き方を変えた「ブレードランナー」、そしてこの作品である。

手持ちカメラの使用、粗い画像などなど、
低予算ゆえの、苦肉の策の数々が、新鮮であると評価される皮肉。
自主上映が関の山のようなつもりで製作したであろう作品が、混迷する米国自身の事
情で、時代の鏡として喝采を浴びる。
「俺たちに明日はない」が開けた風穴は、この作品の登場によって怒涛の流れとなり
メイジャー資本をも巻きこんでいくのである。

作品の質や内容と、時代に与えた影響の巨大さにこれほどまでに差がある作品を
私は知らない。
「イージーライダー」とは、時代そのものなのだと思う。

(「俺たちに明日はない」は突然生まれたわけではなく、それ以前より欧州で広
まった「ヌーベル・バーグ」という映像表現に影響を受けています。
イージライダーを含む、その後の米国ニューシネマの大半が、影響を受けていると思われますが、それは別項で)




ふしだらな女
販売元: アイ・ヴィ・シー

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ふしだらな女
販売元: アイ・ヴィー・シー

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イージー・ライダー
販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

キャプテン・アメリカが秩序と管理の象徴である腕時計を路上に捨てて、大型のチョッパー・バイクで旅に出る瞬間、流れる”Born To Be Wild”。最高にクールだ。

アメリカの広大な風景をバックに二台のバイクが走るシーンは爽快で、まさに自由なのだが、『自由を語ることと、自由でいることは全く違う』というのが、テーマ。
誰しも自由には憧れるが、真に自由でいる人間を見るのは怖い。怖いからこそ、徹底的に排除しようとする。彼らは、長髪にヒッピー・ファッションというだけで、理不尽としか思えない出来事に遭遇する。
エンドロールが流れた時、理不尽さに対する怒りを感じたが、秩序を破る存在に対して、我々はどれだけ寛容でいられるだろうか?彼らの理解者であるジャック・ニコルソン演じるハンセンが殺された時、「どうして、(ビリーやキャプテン・アメリカではなく)、彼が」と思いはしなかったか?

低予算映画なのに出演陣が豪華で、皆役にはまっている。
ホッパー演じるワイルドなビリー、ピーター・フォンダの演じるクールで繊細なワイヤット。
若かりし日のジャック・ニコルソンがとてもいい。あのヘルメットもいいし、「ニッニッニッ・・・インディアン〜」のシーンが秀逸。

「この映画はつまらない、ビリーやキャプテンはバカだ」と思う日が来た時には、私は間違いなくつまらない大人になっているのだろう。





恋人たちの食卓
販売元: ジェネオン エンタテインメント

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アン・リー監督の台湾時代の父親3部作(父親との関係を描いた作品で他に「推手」、「ウェディング・バンケット」がある)の第3作。
三姉妹とホテルの総料理長を務める父親との関係を日曜日に開かれる食事会を通して互いの心情をぶつける形で展開される。話が進むにつれ父親に料理を教わりながらも料理人になることを反対されキャリアウーマンになった次女と父親との確執と互いを思う気持ちに焦点はあてられていく(この父と娘の確執劇はどこか「黄昏」のヘンリー・フォンダとジェーン・フォンダの関係を彷彿させる)。
最も家のことを考えていると思われた長女の本心や自由奔放な末娘の行動を観ていくうちに、観る者は次女の思いに自然に感情移入していけるところが良い。
ただ、終盤のそれぞれの知人、恋人を招いての食事会での父親を想う友人の母親のはじけぶりは興ざめでラストのしみじみとした親娘の対話を台無しにしている感がある。
しかし、全体として三姉妹と父親の関係を食卓という場をとおして見事に整理したなかなかの秀作だった。

ところで、原題の「飲食男女」が何故「恋人たちの食卓」という邦題になるのだろうか?ラストまで観ると確かに「恋人たち」といえないわけではないことに気づかせられるが、どちらかというと「家族の食卓」ではないだろうか。どう考えても商業的なうけを狙ったとしか思えない邦題だと思う。




エド・ウッド
販売元: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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隅々まで、ティム・バートンの映画愛が感じられる傑作。
風変わりだけれど憎めない登場人物達、昔のチープな怪奇映画のようなモノクロ画面…何もかもが可愛らしく、魅力的です。
「周りから見れば明らかにヘンだけどエド本人は大マジ」という構図が、愛情たっぷりに描かれていて、なんとも微笑ましい。ジョニー・デップの演技がサエまくりです。(真顔の女装とウットリ顔は必見!)
そして、マーティン・ランドー演じるべラ・ルゴシが最高!相当厄介なじいちゃんなのですが、観ているうちに無性にいとおしく、そして切ない気持ちになってしまいます。
決して派手なストーリーではないけれど、観終わった後は、心地よい余韻を長ーく楽しめるはず。




エド・ウッド
販売元: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 映画監督としての才能がまったくないにもかかわらず、何故か映画を撮り続けることが出来たのがエッド・ウッド監督の一番の不幸だったのではないだろうか?この「エド・ウッド」に描かれているような映画に対する情熱を持っていたかどうかは判らない。(本当に映画に愛情を持っていたらあんあ作品は撮らないと思うが)
 しかし、そんなサイテー監督の生涯を映画化しようと考え、結果的に成功したティム・バートン監督は、エド・ウッドとは対極にある天才監督なのだろう。この「エド・ウッド」の中で描かれているエピソードは全て事実というわけではないだろうし、当時、エド・ウッドの周りにいた人たちにとっては、もしかしたら迷惑な存在だったかも知れない。死後にサイテー映画監督としてカルト化されてしまったために異常に美化されている可能性もあると思うが、それでも猪突猛進の映画制作や撮影現場での度を越したアバウトぶりには思わず笑ってしまうし、ベラ・ルゴシとの友情話もいい。モノクロ映画のため、いつものバートン監督特有の色彩感覚のセンスの良さは味わえないが、俳優陣の頑張りでなかなかの佳作になった。主役のジョニー・デップやビル・マーレイのノリの良さは勿論だが、やはり、ベラ・ルゴシ役のマーティン・ランドーの落ち目のスターの悲しさや孤独感、虚栄心までも見事に表現した名演が圧巻だった。(アカデミー賞受賞も当然)




エド・ウッド
販売元: ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

なんて器用な俳優なんでしょうねえ。あくの強い役どころは真骨頂ですね。ホラーを見て手でまねをするシーンは子供が真似して楽しんでます。




エド・ウッド
販売元: ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)


デップとティムの強い信頼による繋がり、それがないとこういう作品は出来ないと思います。

あえてモノトーン、しかも昔のB級映画を確実に再現させるユーモア、構成、演出、BGM、どれをとってもパーフェクトな作品です!

ジョニー・デップの魅力が満載で、この作品でデップの役者としての方向性がハッキリ見えたと言っていい作品です。


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