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DVD/ビデオ 76206051 (395)



ヴェルディ 歌劇《イル・トロヴァトーレ》
販売元: TDKコア

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この舞台でいいのはドミンゴが素晴らしい演技と歌唱をしていることだ。
「見よ、あの恐ろしい炎を」のカバレッタの熱唱は最高だ。
ソプラノのコルトバスも美しい声で真の愛のため死んでいくレオノーラを力強く演じていた。
しかし、この舞台の真の主役はアズチェーナである。
この舞台のアズチェーナは自分の母を殺された怨み、差別への呪いをドロドロしさを熱唱している。
彼女の演技は本当に素晴らしい。最後に
「ああ!母さん!!復讐を果たしたよ!!」
と叫ぶ姿は般若のような恐ろしさがあり、背筋を凍らせるものがあった。
復讐と愛、背筋の凍る人間の泥臭さを見たいあなたにはおすすめのオペラです。




ヴェルディ 歌劇《シモン・ボッカネグラ》
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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ヴェルディ 歌劇《ナブッコ》 ウィーン国立歌劇場 2001年
販売元: TDKコア

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大好きなレオ・ヌッチのタイトルロールなので、いそいそ観た、現代演出版ナブッコ。
民衆もソリストの男性も皆、ネクタイや背広を着ている。
ユダヤの群集は男性が帽子を被り、その姿は、ナチの弾圧を連想させる。
バックスクリーンに折々にヘブライ文字が映し出され、稲妻のシーンでは、その文字が崩れていく様が、映像化により、より効果的になっている。
心理描写を描き出す演出がいい。仕草、演技、衣装、小道具。そして、それらが映像化にあたって、再編集され、舞台では現せない手法で、さらに効果的に使われている。

また、テノール・バリトン・バスのソリストが、それぞれ力のある歌手で構成され、緊張感を落とす事が無い。
ソプラノ・メゾの二人のソリストの掛け合いも、異なった魅力をお互いにつぶすことなく、役の個性に充分合った形で発揮されている。

特に素晴らしいのが、ナブッコ:ヌッチの後半の独唱。
また、高音で伸びきるアビガイッレ:グレギーナのアリアも素晴らしい。

観て、損の無い一枚だと思う。

ウィーン国立歌劇場2001年版。ファビオ・ルイージ指揮、ギュンター・クレーマー演出。
バビロニア王 ナブッコ:レオ・ヌッチ(バリトン)
ユダ王の甥 イズマエーレ:ミロスラフ・ドヴォルスキー(テノール)
ヘブライ人の大司祭 ザッカリア:ジャコモ・プレスティーア(バス)
ナブッコの長女と言われているが実は奴隷の娘 アビガイッレ:マリア・グレギーナ(ソプラノ)
ナブッコの娘 フェネーナ:マリーナ・ドマシェンコ(メゾ)




ヴェルディ 歌劇《ナブッコ》 ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場 2004年
販売元: TDKコア

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ヴェルディ 歌劇《ファルスタッフ》
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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ヴェルディ 歌劇《仮面舞踏会》
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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今まで、Pavarottiは見た目が好みでなかったので避けていたのですが、彼を知らずしてオペラを知る事はできないような気がしたので、買ってみました。いや、しかし高いですよ。6,825円て。

初めて見る、オペラの中でのパヴァロッティ。それまで思っていた程は体格は気になりませんでした。

さすがKing of high Cと呼ばれるだけあって、高音を楽々出すのですが、見る側としては簡単に出しすぎてる感じがして、高音に有り難みを感じる事ができませんでした。アクートもそれほど強くは感じなかったし。う〜ん、どうやら私は見た目重視のようです。Robert Alagna命。

この舞台で特に光っていたと私が感じたのは、オスカル役のHarolyn Brackwellと、ウルリカ役のFlorence Quivar。オスカルは、羽根のように軽やかな響きを持った歌声、ウルリカは、これぞmezzo soprano!と言う感じのどっしりとしていてかつ重過ぎない歌声。どちらも素晴らしい。

超特に光っていたのは、われらがLeo Nucci!私の見た彼のオペラで、この「仮面舞踏会」が一番素晴らしかった。何が素晴らしいって、特にバリトンの高音にあたる音域。あれだけみずみずしいサウンドを生み出す事のできる彼の才能が羨ましいです。




ヴェルディ 歌劇《椿姫》
販売元: TDKコア

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この は2004年11月18日に行われたTeatro La Feniceの再開場記念公演のライヴである。このディスクに収録された<La traviata> の大きな特徴は、2つある。1つは、1853年3月6日に同劇場で初演された時の楽譜を使用した完全全曲の上演と言う事、もう1つは演出を担当したR.Carsenがこの作品を徹底的に現代劇として演出した事である。音楽面から見ていけば、現行版よりも、全体の音楽の起伏が激しく高音の多用(特にViolettaのパート)が目立つ。またViolettaとGermontの二重唱や2幕2場等の重要なナンバーが現行版よりも長く作られている。全体を俯瞰してみると現行版と比べて、この初演版は作品のプロポーションにやや歪さを感じさせる。このような取り組むのに厄介な楽譜を使用した公演を、中途半端な実力の指揮者が担当すると、冗長極まりない演奏に堕してしまう事必至であるが、この公演の指揮を担当したのは、巨匠Maazel。Mestro Maazelは、全てを完璧に掌握し、自信に満ちた姿勢で牽引していく。それでいて人間の自然な息遣いを持ち、豊麗で奥行きの深い音楽を紡ぎ出していく。そのMaazelの造り出す安定した音楽造型の中で、歌手達は余裕を持って夫々のパートを創造する。しかも、Maazelは確実に歌手達にVerdiの世界への道筋を造っているのである。さすが名匠の仕事振りである。特にVerdiの劇的表現の好例の1つである2幕2場の立体的な音楽造型は見事だった。演出面を見ると、Carsenのこの演出は一見奇を衒っているように見えるけれども、Verdiが望んでいたに違いない世界を完璧に描き出している。Verdiは、 を現代劇として上演される事を望んでいたと言う。この作品の原作となったDumas-filsの も外見は華やかだが、当時の一般社会から見れば、とんでもない不道徳の世界を描いた作品である。Carsenは原作の真髄を正確に把握し、<今>を生きる人間の生き様を舞台で表現し尽した。だから、僕はこの公演映像を見て、殆ど違和感を感じなかった。勿論、歌詞と視覚との間にある程度の乖離があるのは事実だが、寧ろ啓発される箇所の方が多く、視聴し終わった後、 は実はこういう作品だったんだと思い直した。 は優雅で甘ったるい旋律が垂れ流されている新派劇ではなく、裏社会で生きざるを得なかった一人の女の凄絶な人生を激しく起伏に富んだ音楽で表現した心理劇なのだと思う
主役Violetta Valeryを演じるのは最近とみに活躍を広げているPatrizia Ciofi。先ず、俳優かバレリーナかと思わせる完璧な容貌に目が奪われる。その演技も実に丁寧。Violettaの千変万化する心理・感情の変化を演技でも的確に表現していた。特に、2幕2場でAlfredoから面罵された後の演技は印象的。能面のように表情を全く変えずに一人立ち尽くしている姿は、鳥肌が立つほど迫真的だった。声はどちらかと言えば、細く硬いし、響きの幅も狭い。けれども可也広い声域を持ち、そのヴォーカルテクニックも磐石、また、装飾技術にも秀でている。彼女の演奏の特徴は、その音楽とドラマの核心に迫り、その本質を抉り出す事にある様に思う。彼女は決して見せびらかせの演奏をしない。装飾の目立つ歌ですらそうである。どんな箇所にも、生きた人間の感情が息づいている。只、その表現が些か鋭過ぎて、聴く側が息切れしてしまう事もあるけれども、彼・彼女が演じている役が、その人物以外の何者でもないと感じさせてくれるオペラ歌手は、そうザラにはいない。彼女は優れた声楽家であると同時に、優れた俳優なのだろう。AlfredoのR.Saccaは世間知らずの青年が世間の厳しさを知り成長する姿を自然に演じていたし、GermontのD.Hvotorstrvskyも体面を重んじるだけの頑迷な男からどのような人間にも尊厳がある事を知ろうとする懐深い人間への変化を無理なく演じていた。勿論、歌唱面でも十分納得の行く出来栄えを示していた。
それにしても、聴きなれていた筈の音楽が全く新鮮な物に聴こえたと言う事はとても貴重な体験だった。良いアイテムに出会えた事に感謝。






ヴェルディ 歌劇《椿姫》全曲
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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YouTubeで見つけて好きになったネトレプコさんが主役のこのDVDを買いました。
オペラを観るのは初めてなのでストーリーの予習もしました。
お金も地位も無い青年が高級娼婦に恋をして、なんとか結ばれたけど
いろいろあって青年は裏切られたと思い込み二人の関係を金銭で清算しようと
お金の入った財布を投げつける・・・って、これはムーラン・ルージュ?
ニコール・キッドマンは椿姫だったのかぁ。

観ました。何にも無い舞台。まずがっかり。
衣装。ネトレプコさんは赤いドレスか白いスリップ、男性はスーツを着ています。
森麻季さんがいつもリサイタルで着ているような衣装は出てきません。激しくがっかり。
あとは歌とオーケストラで勝負するしかない、と。

ネトレプコさんの歌唱は凄い。もう生命削ってでも、という感じ。
一幕の有名どころのアリアより二幕の暗い感じの歌のほうが上手だった。
二幕の最後の歌で「わたしを愛してね」と繰り返すところでは涙が出ました。

でも演出は疑問だらけ。
隅にいつも立ってる白髪の人は誰?
みんな分かってるのかしら。
あと、男の人が椿姫の衣装を着て出てくるけど、何の意味があるんでしょう?
わたしにはただ汚らしいだけに見える。

財布を投げつけるシーンでは、お金をネトレプコさんの口に押し込んでいた。ショック!
そんな演出、相手がマリア・カラスでもするかしら?
それに、こんな演出する人はきっとどこかで女性を憎んでいるんだと思う。

三幕で人が仮面をつけてドヤドヤと入ってくるシーンがあるけど、
それはケイト・ブッシュの1985年のRunning up that hillというビデオにそっくり!
20年前のアイデアを今やられても斬新じゃない。
というより、演出家ならあのビデオ絶対知ってるはずだし・・・。

演出はバツ 舞台装置バツ 衣装バツ 歌○ オーケストラ○
CDで聴いたほうが音楽に集中できて良かったかもしれません。
この演出家の作品は二度と見たくないです。




ヴェルディ 歌劇《海賊》 ヴェルディ・フェスティバル2004年
販売元: TDKコア

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ヴェルディ 歌劇《運命の力》
販売元: ユニバーサル ミュージック クラシック

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序曲の演奏が開始されるや、心が躍らされる。レヴァイン指揮の軽快なテンポにのって、悲劇的な結末をむかえるこの劇の幕が開く。主役を歌うレオノーラは、レオンタイン・プライス。ソプラノに過重な負担がかかるために、この劇の上演が難しいそうだが、プライスの憂いを帯びた歌唱には、納得させられる。黒人故に、オペラ界で差別された経験をもつ彼女にとって、レオノーラ役を歌うことは、自己の存在を示す最適な役柄であり、その歌唱力を見せつけてくれる。
この劇、「ロミオとジュリエット」です。その成就できない恋の結末に、一時の寂寥感を味わい、その悲劇の余韻にしたること間違いなし。