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DVD/ビデオ 775858 (198)



ディープ・クリムゾン
販売元: ビデオメーカー

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 男はカツラで禿頭(とくとう)を隠す結婚サギ。女は末期患者専門の付き添い看護婦で、二人の幼子を育てている巨漢のシングル・マザー。「出会い系」広告で知り合ったこの二人が中年女性たちを次々と殺していくロード・ムービーです。40年代のアメリカに実在し、「ロンリー・ハーツ・キラー」とよばれた男女二人組を、メキシコに舞台を移して描いています。アメリカの犯罪史サイトで確認したところ、ほぼこの映画に描かれたような二人組だったようです。

 それにしても感情移入しづらい映画です。脚本はベネチア国際映画祭で賞まで獲得しましたが、評価するのはなかなか難しいなというのが率直な感想です。この主人公二人が愛情に飢えていて、互いをつなぎとめるための手段として殺人という共同作業が必要とされたということはもう少し時間をかければ多くに納得される形で描けたのかもしれませんが、2時間の映画で描くには少々無理があったようです。被害者の中年女性たちも愛情を痛いほど探している、いわゆる「孤独な人々」ですが、加害者・被害者たちの「飢え」にこちらが理解を示す前に物語がどんどん進展していってしまうのです。長編小説でじっくりと描くには向いている題材なのかもしれません。

 人に強く勧めることができる作品かと尋ねられれば、答えはNOだといえます。

 ただし音楽と映像はとても素晴らしい。それは間違いなくいえます。俳優の演技力が問われる長回しの撮影ショットが幾度も出てきますが、監督と俳優陣の真剣勝負という緊張感がみなぎります。

 なお、男のほうがスペインの訛りを話すためにメキシコの女性たちの羨望を得るという場面があり、3億人が話すスペイン語の世界のある一面が垣間見えて面白いなと思いました。




プロフェッツ・ゲーム~殺人予告~
販売元: ポニーキャニオン

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サイコ
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 いわずと知れたサスペンス界の巨匠、ヒッチコックの傑作スリラー(ほぼホラーの域に達している)が本作、『サイコ』である。
 バーナード・ハーマンの恐ろしい音楽に続いて、主人公と思われた女のあっけない死、不可思議なモーテル、超有名なシャワーシーンと他の誰にも描けない独特な要素が満載だ。
 
 あえて言うと本作は「前編」がジャネット・リー主演のドラマで、「後編」がヴェラ・マイルズ、ジョン・ギャヴィンやマーティン・バルサム登場の謎解きサスペンススリラー、というように1つの作品に2つの物語が入っているともいえるだろう。

 とにかく、ヒッチコックの他の名作『鳥』や『知りすぎていた男』に比べて、本作はホラーの要素がとても強く独特な作りであるが、映画ファンは絶対観なくてはいけない名作であることには間違いない!




サイコ スペシャル・エディション
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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この映画は前半と後半で主人公が替わる。前半は会社の金を横領して逃げるジャネット・リーの精神状態に観る者は感情移入し、追われる恐怖を体感する。そして、ベイツ・モーテルにたどり着いて何故か安堵する。ここが、ヒッチコックの仕掛けた罠(トリック)。後半は攻守が交代し、アンソニー・パーキンスを主人公とし、ヴェラ・マイルズ等による事件の真相究明と大きく舵をきる。後半の描写は「裏窓」等で用いられているヒッチコックお得意の手法。何といってもこの映画の魅力は前半にあるといえる。オープニングの窓から覗き見するような情事のシーン。現金を横領し、車で逃げる際に目撃される不安。警官の影。ベイツ・モーテルの事務室の剥製と覗き穴。そして、伝説的なシャワーシーン。いかがわしさと張り詰めた緊張感を見事に表現しているところは、それ以前のヒッチコック作品と趣を異にするところと思う。また、アンソニー・パーキンスの演技は善悪の悪を表現するというより、観る者に善を意識させ、かばいたくなるような雰囲気を醸し出す。原作では太った粗野な感じのノーマンをやせたアンソニー・パーキンスが神経質な線の細いノーマンに仕上げたところが恐怖を増幅しているのだろう。とにかく、ヒッチコックの別の魅力を堪能できる作品として必見です。

ところで、作品としての評価は★5つですが、このDVDの評価は少々下がります。スペシャルエディションということで、1枚ディスクが追加されていますが、内容が、AFI授賞式でのヒッチコックへの賛辞とシネマの巨匠というインタビューの2つ。前者は新しい発見は余りなく、後者は「サイコ」関するコメントがなく何故このDVDに収録されているのかわかりません。もっと考えて、追加ディスクを作成して欲しかったものです。




サイコ (1998)
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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あの作品に挑んだのだからそのチャレンジ精神には拍手を贈りたいが、そっくりそのまま再映画化することの意義は何だろうか。
脚本もカットも殆ど同じに再現したとは聞いていたが、タイトル部分から前作のソール・バスのデザインしたものをそのまま使ってあるし、全く同じバーナード・ハーマンの音楽が流れているのには驚いてしまった。
時代は1998年に置き換えてあり、被害者マリオンが持ち逃げする金額やモーテルの料金はぐんと上がっており、モノクロからカラー画面になっている。時代を今に移しているのに、今時携帯も持たない帽子を被った私立探偵が登場し、わざわざ交換台を通して電話をかけたりするのには疑問が。。。律義に前作をなぞっているせいで、些細な不自然さが気になってしまった。
今の時代になってノーマン・ベイツのような多重人格者の存在は一般的に知られるようになってきたけれど、オリジナルの公開当時、この映画はいったいどの程度理解されたのだろう。同じくヒッチコックの「見知らぬ乗客」でも登場するのはマザコンのストーカーだし、何十年も前にこういう映画が作られていたことに改めて驚かされる。時代をずっと先取りしていたわけで、今の観客の方がずっとノーマンの悲劇を理解できるだろうし、改めて「サイコ」を取り上げる意味があるかもしれないが、それならばそっくりそのままなぞって作る必要があるのだろうか?
どうせなら斬新なリメイクを見てみたいものだ。
 リメイクがオリジナルを越えることは少ないが、再映画化されることでオリジナルの作品が掘り起こされたり、未見の観客がその作品を見るきっかけになるのは良いことだと思う。




サイコ(1998)
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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サイコ2
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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オーストラリアのリチャード・フランクリン監督の意欲作。セットを忠実に再現、そしてロバート・ブロックによる原作を無視(笑)。劇場で見たとき、ショッキングなクライマックスに随分度肝を抜きました。オリジナルの最大の見せ場シャワー・シーンの様なインパクトがないのでちょっと無視されがちな本編ですが、ジェリー・ゴールドスミスの悲しげなテーマ曲は必聴。




サイコ2
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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アンソニー・パーキンスもいいですがメグ・テイリーとベラ・マイルズの女優陣がいいですね。怪演です。ロバート・ブロックの続編原作とは全く違うものになりましたがショックシーンも豊富だし、前作のセットを出来る限り忠実に再現している所が気に入りました。ジェリー・ゴールドスミスの音楽なんか完全に泣かせの名曲です。




サイコ2
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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この映画を監督しているリチャード・フランクリンはもともとオーストラリアの映画監督で、1978年に「パトリック(本邦劇場未公開=ビデオ発売済)」でデビュー、見事アヴォリアッツ映画祭でグランプリを獲得します。蛇足ですがこの映画、同年に英国のジャック・ゴールド監督による空前の怪作「メドゥーサ・タッチ(本邦劇場未公開=TV放映済)」にプロットがとても似ていて(昏睡状態の人間が念力で騒動を起こす。ストーリーは全然似ていませんが)、どちらがパクッたのか問題になったようです。次作1981年の「ロードゲーム(本邦劇場未公開=ビデオ発売済)」は主演のジェイミー・リー・カーチスとステイシー・キーチの丁々発止の演技が面白く、ロードムービーとサイコスリラーを掛け合わせたような異色作です。ハリウッドに招かれて最初の作品がこれで、ヒチコックの前作と比べなければ、気軽に楽しめる作品です。




サイコ2 (ユニバーサル・セレクション2008年第6弾) 【初回生産限定】
販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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